みなさんこんにちは、カズオです。
今回は国内旅行でどこに行ったらいいんだろうか、とお悩みの皆様におすすめの旅行先として和歌山県を紹介したいと思います。
なぜ和歌山?地元の人ですか?と言われそうですが、全く違います(笑)
日本国内すべての都道府県に旅行していますが、和歌山県には20回以上行っています!
この記事ではそんな経験から、旅行先として和歌山県がおすすめの理由を語っていきたいと思います。
- 国内旅行でおすすめの旅行先ない?
- 和歌山っていったい何があるの?
- 和歌山に旅行したらどんな楽しみ方ができるの?
- どうやって和歌山に行けばいいの?
和歌山県の概要
まずは和歌山県をあまりご存じない方のために概要についてお話をしていきます。
和歌山県の基本情報
まずは基本情報を確認していきましょう。
地方 | 近畿地方 |
面積 | 4,724.64km2 |
総人口 | 約91万人 |
隣接都道府県 | 三重県、大阪府、奈良県 |
県の木 | ウバメガシ |
県の花 | ウメ |
県の鳥 | メジロ |
人口は全国で40位、面積は全国で30位、だいたい福岡県や千葉県と同じくらいの面積です。(2015年時点)
総面積に対する森林面積の割合は76%と全国6位であり、東京35%、大阪30%、埼玉32%、千葉30%、神奈川や愛知で約40%ということを考えると、全国からみると自然が多く、人口は少ない県ということになります。
和歌山ってどこにあるの?
関西の人はわかると思うのですが、そうではない人は知らない人も結構いるのではないかと思います。
印象はあまりない県と言われがちなので。(和歌山県民の方々すみません・・・)
私の場合は行くまでは近畿地方ではなくて中部あたりかなーと思ってました。
愛知の隣あたりかなーとか。
(本当に和歌山県民の方々すみません・・・)
赤塗の部分が和歌山県です。紀伊半島の西側ですね。
みなさんはどこにあるかご存じでしたか?
近畿出身の方、お仕事で日本全国に行かれている方、桃鉄で学んだ方(よく新宮駅が目的地になりましたよね)以外ではご存じない方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
いや、私が無知だっただけかもしれないですが・・・。
そんな私も今では和歌山が大好きです!
和歌山県が旅行先としておすすめの4つの理由
ではここからはなぜ和歌山が旅行先としておすすめなのか、その理由を語っていきましょう。
- 様々なジャンルの観光スポットが集まっている
- 日本のパンダ10頭のうち、6頭と和歌山で会える
- 海の幸、山の幸、B級グルメがすべて味わえるグルメの宝庫
- 意外とアクセスが良い
様々なジャンルの観光スポットが集まっている
実は和歌山県は1つの県で様々なジャンルの観光スポットが集結しています。
マリンスポーツを楽しみ、テーマパークで遊んで、温泉に入って、世界遺産を巡る・・こんなことが1つの県の中で出来ちゃいます。
私は国内では全部の都道府県を旅行していますが、これほど一つの県の中で様々なジャンルの観光スポットが存在しているのはなかなかないと思います。
ファミリー、カップル、友人、社員旅行、卒業旅行、一人旅、歴史巡り等々・・、あらゆる需要を満たすことができる県となっています。
日本でも有数のビーチ「南紀白浜」
ここは聞いたことがあると思います。近畿圏の方は夏になると行かれる方も多いみたいですよね。
写真は「白良浜」のビーチです。
本当に真っ白な浜で、マリンスポーツも楽しめます。
その他にも南紀白浜には多くの観光スポットがあり、絶対外せないおすすめスポットを紹介した記事を書いていますので、興味あればご一読ください。
世界遺産「高野・熊野」と落差日本一の滝
和歌山には世界遺産として有名な「高野山」や「熊野古道」「熊野三山」などがあります。
これらは外国人観光客向けガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」(ミシュラン発行)では「わざわざ旅行する価値がある」の三ツ星として掲載されています。
高野山
約1200年前に空海(弘法大師)によって開かれた真言密教の修行道場であり、総本山金剛峯寺があります。
奥之院参道には、皇族や諸大名をはじめ、あらゆる人々の墓石や祈念碑、慰霊碑が20万基以上建ち並んでいます。
織田信長や豊臣秀吉、上杉謙信、さらには武田信玄や伊達政宗などの戦国武将や徳川吉宗や井伊直弼などの墓石・供養塔もあり、少しでも歴史に詳しい方は色々と感じるものがあると思います。
また、企業の慰霊碑や企業墓もあり、キリンビール、日産自動車、ヤクルトなど、有名企業のものも並んでいます。
熊野古道
おそらく一番みなさんが聞いたことがあるであろう熊野古道。
和歌山県にあるんですよ。
神仏習合の聖地である「熊野三山」を巡礼するために開かれた参詣道のことです。
平安衣装体験もできますので、きっと良い思い出になると思います。
熊野三山
熊野三山は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称です。同じ場所にあるわけではないので注意してください。
熊野本宮大社では主祭神として家津美御子大神(スサノオノミコト)が祀られています。
また、八咫烏という日本神話において神武天皇を大和の橿原まで案内したとされた導きの神がシンボルとなっています。
なんかこの3本足のカラス見覚えありませんか?
そうです、サッカー日本代表のエンブレムですよね。
あのエンブレムはこの八咫烏をモチーフにしているそうです。
那智の滝
また、那智大社の近くの那智の滝は日本三名瀑のひとつで、滝の落差133mは日本一となっています。
2011年の台風の被害(紀伊半島大水害)で一部崩れたり、土砂が流れてきてしまっていましたが、長い時間をかけて修復されているので、是非足を運んでほしいと思います。
歴史的建造物とまるでラピュタの無人島「友ヶ島」
紹介したいところがたくさんあるのですが、書ききれないので今回は3つだけピックアップして紹介します。
細かい情報は別の記事で細かく紹介したいと思います。
- 和歌山城
⇒徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城で、国の史跡に指定されています - 紀州東照宮
⇒初代将軍徳川家康を神格化した東照大権現と紀州藩初代藩主徳川頼宣を神格化した南龍大神が祀られています - 友ヶ島
⇒以前ネット上でまるでラピュタと話題になった無人島です
友ヶ島こんな感じです。なかなか雰囲気ありますよね。
島中を探検できます。
以前ネットで話題になりましたが、これも和歌山にあるんですよね。
日本一の動物園となった「アドベンチャーワールド」
南紀白浜にあるテーマパークで、知っている人は知っていると思いますが、何しろとてもクオリティが高いです。
トリップアドバイザーの2018年国内動物園ランキングで1位となりました。
また同じ年、国内テーマパークランキングでも4位となりました。
この時1位がUSJで、2、3位がそれぞれディズニーシー、ディズニーランドでしたので、それに次ぐ順位というのは和歌山という立地を考えれば本当に快挙ともいえます。
実際に行くとわかりますが、単なる動物園ではありません。
動物園・サファリパーク・水族館・遊園地の要素を兼ね備えています。
どんなところか気になる方はこちらの記事でアドベンチャーワールドについて紹介しているので読んでみてください。
有名な温泉地が複数存在
これも結構あるので、細かい紹介は別記事を書こうと思いますので、今回は3つの温泉地の紹介にしておきたいと思います。
白浜温泉
先ほどビーチ(白良浜)、アドベンチャーワールドで紹介しましたが、白浜は温泉地でもあります。
有馬・道後と並んで日本三古湯と言われています。
温泉を楽しめるおすすめのホテル・旅館を別記事で紹介していますので、ご興味あればご一読ください。
勝浦温泉
100以上の源泉と豊富な湧出量を誇り、旅館・ホテルには、太平洋を望む洞窟の露天風呂や、静かな湾内に面した露天風呂などの名物温泉もあります。
勝浦温泉はそれほど宿の数が多くないのでほぼすべて宿泊した中でおすすめの2つを載せます。
■熊野別邸 中の島
船に乗ってホテルへ行きます。空と海が目の前に広がる露天風呂は最高です。
すぐ上の勝浦温泉のトップで掲載した画像の露天風呂があります。
■ホテル浦島
こちらも船に乗ってホテルへ行きます。洞窟の中、山の頂上、太平洋を一望できる温泉など、いろいろな温泉が施設内に存在しているため、1日中楽しめます。
こんな感じで海が見える洞窟内の温泉もあります。
おすすめのホテルです。
川湯温泉
大塔川の川原に湧出る全国でも珍しい温泉です。川原を掘ってマイ露天風呂を造って楽しむこともできます。
仙人風呂は12月から翌年2月まで期間限定です。
■山水館 川湯みどりや
こちらの旅館はこの大塔川沿いにあります。
こんなに川の近くに宿の露天風呂があります。ここは年間楽しむことができます。
日本のパンダ10頭のうち、6頭と和歌山で会える
2020年8月時点で日本にはジャイアントパンダが全部で10頭いますが、うち6頭は和歌山にいます。残りは上野動物園で3頭、神戸市立王子動物園で1頭です。
じゃあ和歌山のどこにいるのかというと、先ほど紹介したアドベンチャーワールドです。
ここでは今までに11回の出産、16頭の繁殖・育成を成功させたとして、世界各国から注目されています。
そして何がすごいか?
なにせこの施設はパンダの扱いに慣れすぎているせいか、ほかの動物と同じようにとてもオープンに飼育されています。(さすがに6頭とも外にいるわけではありませんが)
ほら、こんな感じで私たちもすぐ間近で見ることができます。
上野と違ってほとんど並ばないです。
平時は並んだことがありませんし、数年前に双子が生まれた時でも、休日でありながら5分も並ばずに見れました。(これはさすがにタイミングが良かったのかもしれません)
海の幸、山の幸、B級グルメがすべて味わえるグルメの宝庫
みなさん、和歌山の食べ物って何が思い浮かびますか?
梅干し、みかんとかでしょうか。
もちろん、梅もみかんも収穫量日本一なので間違いではありません。
でも和歌山はほかにもおいしい食べ物がたくさんあります。
紹介しきれないので、食べ物やおすすめのお店の紹介は別の記事を書くとして、ここではどんなものがあるのかを簡単に紹介したいと思います。
マグロ(旬:12月~3月)
みなさん知っていますか?和歌山の勝浦漁港は延縄漁法を用いた生鮮マグロの水揚げ量が日本一です。
勝浦町にはマグロ専門店がたくさんありますので、ぜひ探してみてください。
そのうち私もお店の記事を書きたいと思います。
カツオ(旬:2月~6月、10月)
実は私は和歌山で一番驚いた食べ物はカツオでした。
それまでカツオといえばタタキが基本で、若干臭みがあるのがカツオの特徴だと思っていました。
しかし、和歌山のカツオはとても新鮮で刺身で食べることができます。
本当に全く臭みがないので、お恥ずかしい話ですがマグロと間違えました笑
地元ではその漁の名前からとった「ケンケン鰹」と呼ばれ、地域ブランドと化しています。
さらには4月~5月で食べられる通称「もちがつお」なるものがあり、モチモチで口の中でくっつきます。
本当においしいです。
これに出会えるかは運次第です。
クエ(旬:10月~12月)
幻の高級魚のクエを食べることができます。
鍋が定番ですが、刺身、あぶり、中にはステーキを楽しめるようなお店もあります
熊野牛(旬:通年)
和歌山県特産の高級和牛で、肉質はきめ細やかで非常に柔らかいお肉です。
是非和歌山に足を運ばれた際には、海の幸だけでなく、お肉も食べてみてください。
和歌山ラーメン
和歌山ラーメンは聞いたことがあると思います。
しょうゆとんこつが基本です。
面白いのは、ラーメンと一緒にゆでたまごとお寿司(鯖寿司や巻き寿司)を一緒に食べます。
これ最初は本当に驚いたのですが、意外とラーメンと寿司の相性が抜群で、結構クセになります。ぜひお試しください!
テーブルの上に置いてあり、待ち時間やラーメンと一緒に、〆としてなど、好きなタイミングで食べることができます。会計時の自己申告制が主流です。
それ以外にもハモ、くじら、しらす、タチオウ、タイ、紀州うめどり、イノブタ、有田みかん、めはり寿司等々・・・、たくさんおすすめの食べ物がありますが、また次の機会にご紹介させてください。
意外とアクセスが良い
よく地元の方とお話をすると和歌山のことを陸の孤島と言われる方がいます。
確かに決して行きやすい場所ではありません。
でも、実は出発地によっては意外とアクセスが良いです。
関東からのアクセス
羽田空港から南紀白浜空港まで70分(1日3便)で着きます。
首都圏でいうと通勤時間くらいですよね。
また関西空港も近いため、白浜が目的地ではない場合でも行きやすいです。
関空の所在地は確かに大阪ではありますが、和歌山にかなり近く、電車もしくはバスで30分もあれば和歌山に着きます。
関空へはLCCもたくさん飛んでいるので安くいけます。一方で白浜空港へはJALのみですのでご注意下さい。
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関西からのアクセス
これは車か電車になると思います。
特急くろしおに乗ると新大阪駅⇒和歌山駅で約60分、新大阪駅⇒白浜駅で150分かかります。
車でも同じくらいかかりますが、その後の観光の自由度を考えると車がおすすめです。
上記以外からのアクセス
関空に就航している都市であればどこからでもアクセスは良いと思います。繰り返しになりますが、関空から和歌山まで約30分です。
ちなみに、関空へ就航している都市(空港)は17あります。
- 羽田
- 成田
- 那覇
- 新千歳
- 福岡
- 女満別
- 石垣
- 宮古島
- 仙台
- 長崎
- 鹿児島
- 熊本
- 宮崎
- 奄美
- 新潟
- 釧路
- 下地島
これらにアクセス可能でしたら和歌山県にはすぐに行くことができます。
和歌山県へ行く時に必要な事前準備
ではいざ和歌山へ旅行しよう!となった場合、私が個人的に事前に準備いただいた方が良い点をご紹介します。
まあ和歌山は気候も温暖で安定しており(台風除く)、基本的に注意することはほとんどないのですが、初めての方にはご注意いただいた方が良い点が2つあります。
- 現地での移動手段が乏しい
- 観光地間の移動時間が長い
現地での移動手段が乏しい
これは車で和歌山に行く場合は問題ありませんが、飛行機、あるいは電車で和歌山に行く場合は死活問題になります。
もちろん県内には電車は通っており、一部の観光地には鉄道が走っているので、ピンポイントで行きたい観光地あり、そこだけ行くという場合であれば問題ありません。
しかしながら、いくつかの観光地に行こうと思っている場合は車は必須です。
必ず事前にレンタカーの準備をしてください。
特に南紀白浜空港には鉄道がアクセスしていないので、ご注意ください。
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観光地間の移動時間が長い
これまでいくつか魅力的な観光スポットをご紹介いたしましたが、それぞれ遠いところだと1時間以上車で移動する必要がでてきます。
ですので、長時間移動に耐えられるような暇つぶしグッズや音楽プレーヤー等は持参した方が良いと思います。
ただ、渋滞はあまりないので安心してください。(夏の白浜近辺はとても混雑します)
長時間の車の旅を快適にする便利グッズを別記事でまとめているので、よければ参考にしてください。
和歌山県が旅行先としておすすめな理由のまとめ
ここまで和歌山県が旅行先としてなぜおすすめなのか、その理由について解説をしてきました。
また、実際に行く際の注意点にも触れてきました。
簡単に振り返ってみましょう。
- ビーチ、世界遺産、温泉、テーマパーク、歴史建造物、無人島等、色々なジャンルの観光スポットがたくさんある
- パンダを日本で一番多く、そして間近で見ることができる
- 海の幸からB級グルメまで、おいしいものがたくさんある
- 関東、関西のほか、関空に就航している都市からはアクセスが良い
- 【注意点】事前にレンタカーの予約と長い移動時間の準備を
いかがでしたでしょうか。
今回は和歌山県が旅行先としておすすめな理由を解説してきました。
今回の記事ではまだまだ紹介しきれないほど、和歌山県は魅力あふれる場所ですが、残念ながらまだまだ認知されておりません。
その魅力に少しでも気付いていただいて、行ってよかったと思っていただければ幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた~
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