こんにちは、カズオです。
みなさん、2020年10月3日からダイの大冒険というアニメが始まっているのはご存じですか?
聞いたことはあるけどあまり話を知らないという方。
ドラクエってついてるけどドラクエ知らなくても面白い?と疑問を持っている方。
そんな方に、子供のころから何十回と繰り返し漫画を読みまくった私が、その面白さと魅力を解説していきたいと思います。
また、昔読んでいた方にも是非この記事でその面白さを思い出していただけたら幸いです。
- ダイの大冒険ってどんな話?
- ダイの大冒険って面白いの?
- ドラクエ知らなくても楽しめる?
ダイの大冒険の概要
漫画はすでに25年近く前に終わっており、ご存じない方もいらっしゃると思うので、まずダイの大冒険がどういったものなのかを解説していきたいと思います。
ダイの大冒険ってそもそも何?
ダイの大冒険は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1989年から1996年までの間の7年間連載され、ジャンプ黄金期を支えたバトル漫画です。
単行本は全37巻、2003年から2004年にかけて文庫化もされており、そちらは全22巻です。
原作は三条陸さん、作画は稲田浩司さんです。
さらにドラクエの生みの親である堀井雄二さんが監修しています。
ドラクエの設定をベースとしながらもオリジナルで魅力的なキャラと練りこまれた世界観、そしてカッコいい呪文と必殺技が登場します。
数多くあるドラクエ漫画の中でも特にオリジナル要素が強く、一つの独立した作品として楽しめます。
連載が終了して20年以上経ちますが、現在でも傑作と名高く、ドラクエ漫画の中でトップクラスの人気と知名度を持っています。
実はアニメも過去に放映していましたが、大人の事情により打ち切りとなっています。
しかしながら読者の間では人気の漫画でしたし、あえて20年以上経った今、もう一度アニメ化しようというのは以前よりも力が入っていると思います。
そういった意味では今回のアニメ化はかなり期待してよいと思います。
ちなみに旧アニメ、新アニメ(現在テレビ東京系列・毎週土曜の朝9時30分から放映中)の両方をU-NEXTで視聴可能です。
さらには、U-NEXTならば文庫本も購読することができるので、ダイの大冒険に興味があれば「U-NEXT」を利用するのが一番おすすめです。
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ダイの大冒険のあらすじ
今から十数年前、世界征服を目論む魔王ハドラーおよびハドラー率いる魔王軍と勇者パーティの戦いが起きたが、勇者パーティーの勝利で決着し、魔王の配下であったモンスター達も魔王の支配から解き放たれ、世界に平和が訪れた。
それから月日は流れ現在、モンスターたちが平和に暮らすデルムリン島に、ダイという少年がいた。
島唯一の人間であるダイは、モンスターである鬼面道士のブラスに育てられながら友達のモンスター達と平和に過ごしながら勇者になることを夢見ていた。
そんなある日、「勇者の家庭教師」を名乗る男アバンと出会う。勇者に憧れるダイはアバンの弟子となるが、やがて彼こそが伝説の勇者本人であることを知る。
そして修行の最中にかつて勇者に倒されたはずの魔王ハドラーが現れ、ハドラーをも超える力を持つ大魔王バーンの力で蘇り、再び地上を制圧するために新たな魔王軍が編制されたことが明らかになる。
弟子たちを守るため、自己犠牲呪文の「メガンテ」を使い、その命を散らすアバン。
その倒れたアバンの志を継ぎ、ダイは仲間たちと共に壮大な冒険の旅に出ることになる。
そして新生魔王軍との戦いに身を投じていくことになる・・・。
出会いと別れを繰り返しながら仲間たちとの絆の力で次々と襲い掛かる強敵と困難を乗り越えていくダイは、やがて自身の出生の秘密、世界の秘密、そして大魔王バーンの真の計画を知ることになる・・・。
ドラクエとの関係性
基本的には呪文、勇者と魔王やモンスターといった設定はドラクエをベースにしています。
しかし前述したように、オリジナル要素もかなり強く、オリジナルのキャラ、呪文、技、設定が多くあります。
このオリジナル要素がどれも秀逸で、この作品で登場したオリジナルの呪文・技が後のゲームであるドラクエ本体に採用されるということも起こっています。
また、その設定自体も後のドラクエに採用されることになりました。
例えば漫画内では、同じ呪文でもそれを唱える人の実力により威力が変わるという設定があります。
本家のドラクエではそれまでどんなにレベルやステータスが異なっても同じ呪文であれば同じ威力でしたが、その後ステータスによって威力が変わるような設定に変わっています。
「今のはメラゾーマではない・・・メラだ。」っていう有名なセリフですね(笑)
そのような形で、本家ドラクエとは持ちつ持たれつという関係ですが、オリジナル要素が大半なので、ドラクエをやったことがない方でも楽しむことができる作品となっています。
ダイの大冒険の魅力と面白さ
それではここからはダイの大冒険の魅力と面白さを解説していきたいと思います。
色々とあるんですが、私なりにポイントを4つに絞って解説をさせていただきます。
- 少年漫画王道の熱さと大人のシリアスさが融合したストーリー
- 感動を生み出す登場人物の成長と心理描写
- 見事な伏線回収
- 飽きない戦闘シーン
①少年漫画王道の熱さと大人のシリアスさが融合したストーリー
ダイの大冒険はジャンプ漫画らしい王道の熱いストリーが基本です。
しかしながら大人のシリアスなストーリーもうまく融合しており、それが感動を生みます。
このバランスが絶妙で、何度も読み返したくなるような作品となっています。
少年漫画を代表する王道のストーリー
基本は王道のストーリーです。
次々と困難な壁が立ちはだかり、仲間との友情・絆、そして努力でそれを乗り越えていくというものです。
この描写が全く手を抜くことなく、しっかり描かれているので陳腐さもなく、読みながら熱い思いがこみ上げてきます。
これは後述する心理描写が細かく描かれているということもあり、より友情と絆を感じることができます。
人生を考えさせるシリアスなストーリー
ダイの大冒険のストーリーは結構大人な部分があります。
主人公ダイは自分自身の出生の秘密を知り、自分自身という存在に苦悩し、サブ主人公であるポップは人生の大きな壁にぶち当たります。
それだけでなく、登場人物それぞれ自分の人生について大きな悩みを抱え、それを乗り越えていきます。
また、敵には敵の人生があり、正義がある。
なぜ戦うのか、それが描かれることによりストーリーに重厚さを与えています。
このように、ただ敵を倒すという単純な話ではなく、それぞれが人生と向き合っていく姿は、人とは何か、生きるとは何かという隠されたテーマを感じてしまいます。
私はこの漫画を読んで、子供のころに人の人生は一瞬で、それこそ「閃光」のよう。
だからこそ精一杯その人生を輝かせるのだと学びました。
ポップのお母さん、ありがとうございます。
その後のダイのシーンもいいですよねー・・ってこれ以上話すとネタバレなのでやめときます(笑)
②感動を生み出す登場人物の成長と心理描写
この作品の素晴らしい部分は登場人物の細かな心理描写と成長していく姿がしっかり描かれています。
これにより、敵味方問わずキャラの魅力が最大限に引き出されています。
そのせいで私は好きなキャラがめちゃめちゃたくさんいます(笑)
主人公以外の成長
当然ですが、主人公のダイは成長していきます。
これはゲームでも漫画でも当然ですね。
ラッキーマンのように最後まで運で戦うというのも例外的にありますが(笑)
本作品では主人公だけでなく、登場人物が敵も含めてみんな成長していきます。
敵が成長したら困るだろっていうのはありますが、その敵の成長描写があることでより感動を生んでいきます。
一番の成長株は主人公の相棒のポップです。
最初は本当にすぐに何かあると逃げ出して、卑怯な男で・・・と散々ですが、最後は主役の座を奪うのではないかくらいまで人間的にも戦力的にも成長していきます。
細かくはここでは語りませんが、最初は結構ウザイですが、我慢してあげてください(笑)
あと、脇役にも必ず見せ場は用意されているので、脇役の成長も実感できて、それもこの作品の素晴らしいところです。
敵味方問わず細かく描かれる登場人物の心理描写
心理描写は非常に細かく描かれています。
これは味方も敵も、なんなら脇役もしっかり描かれており、それぞれが何を考えてどういった心境の変化があってその行動をしているのか、が手に取るようにわかります。
これにより、敵も味方もその行動の根拠がわかり、それぞれのシーンが意味付けされることでストーリーに厚みが生み出されています。
特にハドラーの中間管理職としての苦しみは、社会人であれば痛いほどよくわかりますよね(笑)
若干ネタバレになりますが、ハドラーの精神的な成長もダイの大冒険の見どころの一つなので、しっかり見ておきましょう。
③見事な伏線回収
伏線を張られたときのあれこれ考察しながら待つ感じ、そして回収された時の驚きと妙な快感はたまりませんよね。
でも伏線がちゃんと回収されないと腹が立ちませんか?
色々考察して答えないんか!っていう・・・
風呂敷広げすぎて最終話までにたためなくなるような作品や伏線自体なかったことにしている作品もあるので、やはりきっちり回収されることが大事だと思っています。
その点、この作品はきちんと回収されます。
適度で自然な伏線の張り方
わざとらしい伏線ってちょっとシラケますよね。
明らかに読者にわかるのってそれそもそも伏線か?っていう・・・。
それ伏線じゃなくて、ただの謎だよ・・・みたいなのもありますしね。
また、とにかく伏線だらけにして、話がわけわからなくなるパターンもあると思います。
でもこの作品は本当に自然に、多すぎることなく、それであってストーリーの根幹に関わるような伏線を張ってきます。
しっかり終盤で回収
きっちり回収されていきます。
特に終盤にかけては一気に回収されていくので、爽快感があります。
また、回収の仕方も見事なので、思わず「なるほどー、そういうことか!」と言いたくなります。
先ほども書きましたが、回収されない作品もある中で、しっかり伏線回収されるので、安心して楽しむことができます。
④飽きない戦闘シーン
この作品の魅力は何度見ても飽きない戦闘シーンにもあると思います。
なぜ飽きないのか?それはドラクエをベースとしている強みと展開される頭脳戦・心理戦にあると個人的には考えています。
ドラクエの呪文と漫画オリジナル呪文の活躍
冒頭お話ししました通り、ドラクエの設定をベースとしているので、おなじみの呪文・武器が登場します。
武器は漫画オリジナルのものが幅を利かせるので、ドラクエの武器はあまり活躍しませんが、呪文は大活躍します。
ドラクエをやっていて、実際にこの呪文が使えたらどんな感じなんだろう・・・と考えたことがあると思います。
これを具現化してくれています。
また、そこから進化した漫画オリジナル呪文はどれもかっこよく、少年のこころをくすぐってくれます。
敵もみんな必殺技を持っていて、それが出るのが楽しみなくらいどれも魅力的な技を繰り出してきますので、戦い続きでも既視感のない戦闘シーンとなっています。
展開される頭脳戦・心理戦
ここが結構大きなポイントだなと思っています。
カイジ、ライアーゲームでもそうですが、やはり頭脳戦・心理戦はわくわくするものがあります。
一見、ダイの大冒険はバトル漫画なので力でごり押し!のように感じますが、実は全く違います。
とにかくパワーで上回って倒す・・・という展開はあまりなく、特に終盤になればなるほど敵も強敵で、力では勝てない敵ばかりになります。
それを数々の頭脳戦、心理戦で不利な状況を打ち破っていきます。
ここが見どころで、何度も見たくなるシーンが詰まっています。
ダイの大冒険のおすすめの楽しみ方
ここからはダイの大冒険のおすすめの楽しみ方を紹介します。
まず、基本的にはこのテレビ放映を毎週見れば良いかと思います。
ただ、この記事を読んでダイの大冒険に強く興味を持った方、あるいは以前に原作を読んだことがあるけど覚えていないという方は、原作の本を先に読むことをおすすめします。
その理由は2つあります。
1つ目の理由はストーリーが長く、アニメがいつ完結するかわからないということです。
単行本で全37巻ありますが、今のアニメの進捗でいうと1ヶ月で1巻目が終了したくらいです。
それを考えると、完結までに3年以上かかる可能性があります。
また、放映期間を調整するために途中のストーリーをカットすることも考えられますので、本来の作品の素晴らしさを体験するためには原作を読んでおいた方が良いと考えます。
2つ目の理由は、原作とアニメでは若干の内容の変更がされていることです。
今後も大枠のストーリーは変わらないと思いますが、アレンジが加えられている部分があるので、仮に原作を読んだ後でも十分に楽しむことができます。
また、原作との違いを見つけて楽しむという楽しみ方もできます。
実際に私自身が何度も原作を読んでいながら、アニメを楽しく視聴できています。
これらのことから、興味を持ったならば安心して原作を読んでいただいて良いかと思います。
もし、テレビ放映を見逃した!旧アニメ版も観たい!という場合は両方見放題で視聴できるU-NEXTが便利です。
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ダイの大冒険の魅力まとめ
ここまでダイの大冒険の魅力と楽しみ方について紹介してきました。
最後にもう一度振り返ってみましょう。
- 胸が熱くなる少年漫画王道のストーリーと人生を考えさせるシリアスで大人なストーリーが絶妙に融合し、何度も読み返したくなる
- 主人公だけでなく登場人物の心理描写が細かく描かれ、成長していく過程を見ることで厚みのあるストーリーとなっている
- 伏線が適度にちりばめられ、それが見事に回収されている
- 本家ドラクエと漫画オリジナルの呪文と技が次々登場し、不利な状況から逆転していく頭脳戦・心理戦もあり、全く飽きない戦闘シーンが描かれている
- 興味を持った人は原作も読むことがおすすめ。アニメを見逃した人はU-NEXTがおすすめ
いかがでしたでしょうか 。
ダイの大冒険・・・それは名作といって過言ではないと思っています。
そんな名作の新作アニメを見ることができる、それはまたとないチャンスだといえます。
是非興味が沸いた方、昔読んだことを思い出した方はアニメを見てみましょう。
そしてまだ原作を読んだことがなければ、原作の本を読んでみましょう。
この記事が少しでもこの素晴らしい作品に触れる方が増えることに貢献できれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた~
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