こんにちは、カズオです。
結婚式のムービーって自作をするか、専門業者に委託をするか悩みますよね。
お金はかけたくないけど、クオリティの高いムービーにしたいなぁ。。
今回の記事ではこんな風にお悩みの方に、自作と外注のメリット・デメリットを比較しながら、それぞれどういった人におすすめなのかを解説していきます。
もちろん、絶対にこっちが良い!とは言い切れませんが、比較をすることで検討がしやすくなりますし、私個人としておすすめがどっちなのかもお伝えしていきたいと思います。
- 結婚式のムービーを自作する場合のメリット・デメリットって何?
- 外注する場合のメリット・デメリットは?
- 自作と外注はそれぞれどんな人におすすめなの?
- 結局はどっちがおすすめなの?
自作のメリット・デメリット
ではそれぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。
まずは自作する場合のメリット・デメリットについてです。
自作のメリット
自作のメリットはどんなものがあるのでしょうか。
早速確認していきましょう。
- 費用が抑えられる
- 自分の好きなように作成できる
上記が自作のメリットとして考えられます。
それぞれ細かく見ていきましょう。
費用が抑えられる
なんといっても最大のメリットは費用が抑えられるということです。
場合によっては0円で作成することも可能です。
ですので、全くお金をかけたくない!という場合は『自作』の一択になります。
ただ、必ずしも0円で出来るとは限りません。
それは本格的に作成する場合は有料の動画編集アプリや周辺機器が必要となったり、結婚式場へ渡すための媒体(例えばDVDやBD等)の費用も必要な可能性があるためです。
特に動画編集アプリや周辺機器が必要な場合、外注するよりも高くなる可能性があるため注意が必要です。
また、著作権の関係で高額な使用料がかかることもあるので、こちらも注意しておきましゅう。
自分の好きなように作成できる
もうひとつのメリットは自分の好きなように作成できるということです。
つまり、他にはないオリジナリティのあるムービーを作ることができます。
もし絶対に自分自身で制作したい!という強いこだわりがある場合、『自作』の一択になると思います。
自作のデメリット
結婚式ムービーを自作する場合、前述の通りお金がかからないことや、自由なアイデアで作れるというメリットがあります。
その一方で、デメリットもありますのでそちらも確認していきましょう。
- 労力・時間がかかる
- 楽曲に関する著作権対応が面倒
- ムービー内で楽曲を流す場合の使用料が高額
- 本番で映像と音楽がずれるリスクがある
- 完成度が低くなる可能性がある
労力・時間がかかる
結婚式の準備は日々の仕事や日常生活を行いながら進めていきます。
例えば…
- 式場との打ち合わせや衣装選び
- ゲストの選定や根回し
- 招待状・メニュー表・座席表などの作成
- 引き出物の準備
- 会場の装飾や料理の選定
- 演出の準備・・・等
とにかく準備することがたくさんあります。
そんな中でムービーを作成するのはかなり負担になると思われます。
もちろん、動画編集が得意で時間をかけずに作れる、という場合にはそれほど負担ではないかもしれません。
しかしながら、結婚式に使用するムービーですので、それなりのクオリティにしたいと思うのが自然ですので、想像以上に時間がかかってしまうものです。
ですので、式の準備をしている最中に自らムービーまで作るというのはかなりの負担になると考えて良いでしょう。
また、知人に頼む場合は制作自体の時間はかかりませんが、どんな動画にするかの内容のすり合わせに時間がかかりますので、やはりトータルではそれなりに時間がかかってしまうのは間違いないでしょう。
楽曲に関する著作権対応が面倒
結婚式ムービーに限らず、結婚式場で流す楽曲に関しては著作権および著作隣接権の対応が必要となります。
結婚式で関わってくる著作権・著作隣接権には主に下記のものがあります。
上記の通り、会場で音楽を流すだけでも許可が必要です。
手持ちの音楽を流すことだけでなく、余興などで生演奏を行うような場合も契約していない場合は演奏ができません。
この場合、式場がJASRACと包括契約をしているかがポイントになってきます。
式場が包括契約を結んでいる場合は、自身が持っている好きなCD音源を使って音楽を流すことが可能になります。
ただし、ムービーの場合は問題がひとつあります。
それは、結婚式ムービーに楽曲を使用する場合は『複製権』の領域になるということです。
つまり、結婚式のムービーの音楽は前述の式場が契約しているJASRACとの包括契約には含まれておらず、流すことができません。
流すためにはJASRACへ個別に申請が必要になります。
さらにややこしいことは、この『複製権』についてはレコード会社にも許可を取る必要があります。
なぜならば『複製権』は「著作権」と「著作隣接権」に含まれますが、JASRACは「著作権」のみを管理し、「著作隣接権」の管理は行っていないためです。
仮にどちらかの許可が得られない場合、その楽曲は利用できません。
なお、申請手続き自体はISUMという代行団体がありますので、式場もしくは映像制作会社を通して依頼をすることになります。
ただし、自作ムービーの場合は式場を通して依頼するしかありませんが、これを代行してくれるところは多くありません。
基本的には式場にムービーの制作自体を依頼することが条件となるため、自作ムービーの楽曲に関して式場を通して許可を取ることはできないと思っておいた方が良いでしょう。
つまり、自作の場合は基本的には自ら許可をとるための全ての作業をすることになります。
ムービー内で楽曲を流す場合の使用料が高額
確かに手間はかかるけど、それでも自分で申請を全てやるから問題ないよ!
そう思う方もいるでしょう。
しかし、もう一つ大きなデメリットがあります。
それは楽曲の使用料です。
申請をして仮に許可が出ても、1曲につき数万~10万円程度の使用料がかかってしまいます。
正直、あまり現実的ではありません。
そうなると残る方法として、無音のムービーを作成して、会場でCDを同時に流すという方法があります。
自作ムービーを流したいという場合、おそらくほとんどの式場からもこの方法を提案されることでしょう。
本番で映像と音楽がずれるリスクがある
前述の通り、楽曲に関する著作権問題を回避する現実的な方法として、無音ムービー+会場でCD同時再生というものがあります。
基本的に自作ムービーを流す場合はこの方法になるでしょう。
大体はこれでうまくいくと思いますが、残念ながら本番は一回限りですので、失敗してしまう可能性もあります。
無音ムービーに対して別に音楽を流すので、そもそもきちんと映像と合うようになっているのか、ということがあります。
さらに、しかるべきタイミングで式場の音響担当者が再生・停止等ができるかという問題があります。
結婚式は多くのプログラムがあり、たくさんの音楽を音響担当・スタッフの方は流すことになるので、全ての音楽について細かく打ち合わせることは容易ではなく、本番に自分が思っている通りに音楽を流してくれるかはわかりません。
実は私の時もムービーではないのですが、本来は式の中で流す予定の曲を飛ばされてしまった経験があります。
CDも購入して式場に渡し、事前に流すタイミングや再生秒数等の打ち合わせもしていたのですが、本番では流されませんでした。
全体的には素晴らしい対応だったのですが、そこだけは心残りです。
あまりないとは思いますが、このようなこともあり得ます。
人間ですので本番でのミスはありますし、多くの人が関わり準備をするので、どこかでボタンの掛け違いがあったりすることもあるでしょう。
そういった意味で、映像と音楽を分ける、そして本番一発勝負というのは一定のリスクがあることは間違いありません。
完成度が低くなる可能性がある
まず大前提として、結婚式ムービーを作成するのはそれなりに高い動画編集スキルが必要です。
最近では便利な動画編集アプリも多く、無料で編集できるものもたくさんあります。
しかしながら、あくまで『結婚式のムービー』ですので、それなりの完成度は必要でしょう。
これがゲスト側の余興として流すムービーや、友人や同僚しかいない二次会のムービーであれば良いのですが、ホストである新郎新婦が、両家の親族や主賓がいるような席であまりにも雑な動画を流すことになってしまっては残念ですよね。
せっかく他の内容が素晴らしい式であっても、ムービーの完成度が低いと、式全体の印象が大きく変わってしまいます。
ですので、自信がない方は自作は避けた方が無難でしょう。
一方、自分では動画編集スキルに自信があると思っている方も注意が必要です。
それはこの記事の前半で述べたように、結婚式の準備は色々なことをする必要があり、どんどん自分の時間がなくなるためです。
最初は余裕を持って作っていても、徐々に余裕がなくなって最終的には納期を守るために適当なムービーとなってしまうこともあり得ます。
そういった意味で、動画編集スキルが高くない人はもちろん、高い人も完成度が低くなってしまう可能性があるというデメリットはあるでしょう。
外注のメリット・デメリット
次に外注のメリットとデメリットを確認していきましょう。
外注のメリット
- 時間・労力が節約できる
- 楽曲に関する著作権対応が不要
- 一定の完成度が約束されている
- 事前に完成イメージのサンプルが見れるので、理想とのギャップが少ない
時間・労力が節約できる
外注する場合、基本的にほぼ全ての作成を業者がやってくれますので、かなりの時間・労力が節約できます。
これによりほかの結婚式の準備に集中できることがメリットです。
外注する場合でも、使用する写真や画像、コメントを送って編集してもらうということになりますので、多少は時間が必要になります。
とはいえ、写真の選定やコメントを考えることは自作でも同じく必要なことですので、外注によって大きく時間や労力が節約できることは間違いないでしょう。
楽曲に関する著作権対応が不要
基本的に外注する場合は著作権の対応は不要です。
外注の場合、業者側で用意しているムービーの楽曲に関しては使用許可を得ているため、特に何も気にする必要はありません。
これは労力が削減できるだけでなく、心配事が減るという精神衛生上のメリットだと考えられます。
一定の完成度が約束されている
当然ですが、結婚式ムービーを制作する業者はそれが本業ですので、当然クオリティが高いです。
そのクオリティの高さが担保されているということがメリットの一つです。
自分自身の動画編集スキルは全く関係ありません。
特別そのようなスキルがなくてもクオリティの高いムービーを作成でき、本番で多くのゲストに見てもらうことができます。
事前に完成イメージのサンプルが見れるので、理想とのギャップが少ない
外注する場合、用意されたサンプルの中から実際に見て選ぶことになります。
これにより、完成したムービーと制作前のイメージとのギャップが少ないです。
自作する場合もそうなんじゃない?
そう思うかもしれませんが、実際には制作前の「こんなものを作りたい」というイメージと完成したムービーが同じになるとは限りません。
実現するスキルがない、素材がない、時間がない等の様々な理由により途中で妥協せざるを得ない可能性があるためです。
外注のデメリット
- お金がかかる
- 自由度は自作には敵わない
お金がかかる
外注する場合、どうしてもお金がかかってしまうことがデメリットです。
一つのムービーにつき、1万~3万円程度かかってしまうことが一般的です。
自作をする場合、有料のアプリ等を使わなければ無料で作成することも可能なので、お金という面では自作に軍配が上がります。
ただ、本格的なムービーをつくる場合、無料ではなく有料のアプリを使用することも多いので、そういった意味では求めるクオリティによってはあまり自作と差がないともいえます。
とはいえ、(特別なコネがない限り)外注ではどうやっても無料にはなりませんので、お金についてはデメリットでしょう。
自由度は自作には敵わない
自由度という点で制限されてしまうのも外注のもう一つのデメリットです。
外注の場合、基本的にはサンプルムービーから好みのものを選んで画像や文章を当てはめていくという進め方になるので、自分の自由につくることができません。
これは完全にゼロの状態からつくることに比べて完成形の具体的なイメージから逆算して作成できるので、効率的でイメージ通りの完成形になるというメリットがあります。
しかしその一方で、すでに出来上がった完成形からつくるので、サンプルにないものは作れないというデメリットがあります。
一部ではサンプルから選ぶだけでなく、アレンジができるサービスや相談に乗ってくれる業者もありますので、もしサンプルから選ぶだけでなく、もう少し自由に制作したいという場合はそういったところを利用すると良いでしょう。
とはいえ、全てイチから自分の理想のムービーを作り上げたいという場合には外注は選択肢から外れることになります。
外注を検討している方は、別に記事でおすすめ業者を比較していますので参考にして下さい。
【結論】どっちがおすすめ?
ここまでで、皆様はどちらにしたいと思いましたか?
まだ悩んでいるという方にはそれぞれどんな人におすすめか、そして個人的にどちらがおすすめかを解説していきます。
自作と外注のそれぞれどんな人がおすすめか
ここからは自作と外注がそれぞれどんな人におすすめかをまとめていきますので、どちらにするか決める際の参考にして下さい。
自作がおすすめな人
まずは自作がおすすめの人はどんな人なのでしょうか。
自作がおすすめなのは下記に当てはまる人です。
- とにかくお金をかけたくないと思っている
- すでに理想の完成イメージがあり、絶対にその通りのものを作りたいと思っている
- 自分の手で作りたいという思いが強い
- 自分自身や気軽に頼める知人が動画編集スキルに長けている
お金を極力かけたくなく、動画編集スキルに長けていて、自分の手で作り上げたいという思いが強い方が当てはまりそうですね。
外注がおすすめな人
次に、外注がおすすめな人はどんな人でしょうか。
- 時間や手間をかけたくないと思っている
- 忙しくて自分で作る余裕がない
- クオリティの高い動画を望んでいる
- 自分で動画をつくれる自信がない
- 著作権等の余計な心配をしたくないと思っている
時間や手間を極力かけず、クオリティの高い動画を望んでいる方が当てはまりそうですね。
強いこだわりがなければ「外注」がおすすめ
ここまで「自作」と「外注」がそれぞれどんな人におすすめなのかを解説してきました。
で、結局どっちがおすすめなの?
そう思う人もいるかもしれませんが、こればかりはその人の考え方や状況次第です。
とはいえ、それで終わりでは中途半端だと思いますので、私の経験談も踏まえて個人的なおすすめを紹介します。
おすすめは「外注」です。
理由としては、時間が大幅に節約できること、確かなクオリティが約束されること、著作権対応の余計な手間や心配がないこと、等が挙げられます。
結婚式の準備は忙しいもので、動画までつくるのはかなりストレスになります。
その中で著作権について調べて個別に対応をするというのは中々厳しいものがあります。
私の場合、仕事をしながら週末に結婚式の準備をするという感じだったので、動画まで自作をしていたら本当に大変なことになっていたと思います。
結婚式の準備は本当にたくさんやることがありますからね。。
結婚式の準備では極力使えるものは使う、というのが鉄則だと思いますので、1万~3万円という料金は実際に自分が作る手間を考えれば、かなり安いと感じます。
結婚式の準備では簡単に10万単位でお金が飛んでいきますが、その中でゲストの印象に強く残るムービーが1万~3万で用意ができるというのは、他のサービスと比較してもお得だと思います。
自作の場合でも楽曲の使用料で数万円~10万程度かかることを考えると、結果的に安くなる可能性もありますしね。
ですので、絶対に自分で作りたい!という強いこだわりがなければ「外注」にすることをおすすめします。
どの業者を使うかについてはおすすめ3社の比較記事を書いていますので、そちらを参考にして下さい。
外注しながらも理想のムービーを制作する方法
ここまで、外注のメリット、自作のメリットを紹介してきましたが、その両方を享受する方法もあります。
外注は制作の手間が省ける、自作は理想のムービーを制作できるところが最大のメリットですが、これらは動画クリエイターとのマッチングサービスを利用することで、実現が可能です。
動画クリエイターマッチングサービスって何?
そんな方も多いのではないでしょうか。
これは依頼主がマッチング会社にどんな内容の動画を作りたいか、納期はいつまでで予算どれくらいかを相談し、それを実現できるプロの動画クリエイターとつないでくれるというものです。
ですので、かなり自由度が高く、細かい点まで相談することができます。
そんなマッチングサービスでおすすめは『むびる』です。
『むびる
そして、このサービスの最大の特徴は無料のコンシェルジュサービスを使って最適なクリエイターと繋いでくれるところです。
動画クリエイターは1,000名以上在籍しており、いずれも厳正な審査に通過した動画制作のプロフェッショナルであるため、きっと希望の動画制作を実現できることだと思います。
もちろん、クリエイターと合わなそうであればキャンセルもできるので安心です。
また、依頼する動画の内容にもよりますが、価格も1.5万円~と安く、最短で翌日納期も可能です。
この低価格かつ短納期という点も『むびる
コンシェルジュへの相談は完全無料ですので、まずは相談してみましょう。
\ コンシェルジュへの相談無料! /
結婚式ムービー自作と外注の比較まとめ
ここまで結婚式ムービーの自作と外注のそれぞれのメリット・デメリット、どんな人におすすめかを紹介してきました。
最後にそれぞれどんな人におすすめかを振り返ってみましょう。
- とにかくお金をかけたくないと思っている
- すでに理想の完成イメージがあり、絶対にその通りのものを作りたいと思っている
- 自分の手で作りたいという思いが強い
- 自分自身や気軽に頼める知人が動画編集スキルに長けている
- 時間や手間をかけたくないと思っている
- 忙しくて自分で作る余裕がない
- クオリティの高い動画を望んでいる
- 自分で動画をつくれる自信がない
- 著作権等の余計な心配をしたくないと思っている
いかがでしたでしょうか。
この記事が結婚式ムービーを自作にしようか外注にしようか悩んでいる方のお役に少しでも立てれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた~
\ コンシェルジュへの相談無料! /