こんにちは、カズオです。
今回は普通自動車免許を取得する手段として、合宿にすべきか、通いにすべきかを悩んでいる方のために、それぞれの値段や期間、メリット・デメリットを比較していきます。
その上で、どちらがおすすめかをその根拠とともに解説していきますので、どちらにするか決められないという方は是非参考にして下さい。
- 免許合宿のメリットって何があるの?
- 通いで免許を取るメリットは?
- 最終的にかかる金額は合宿と通いどっちが安いの?
- 結局どっちがおすすめなの?
免許合宿と通いどっちが安い?
まず、そもそもどっちが安いか気になりますよね?
せっかくならばコストを抑えたいというのは当然の気持ちなので、まずは金額を比較していきましょう。
結論から言いますと、基本的に合宿免許の方が断然安いです。
合宿 | 通い | |
---|---|---|
金額 | 19万~24万円程度 | 26万~35万円程度 |
その他補助 | 交通費、宿泊費、食事代、おやつ代、お土産代、 観光ツアー・イベント参加費、アクティビティ参加費等 | なし |
※補助についてはプランによる
まず、単純な金額を比較すると、合宿の方が安くなります。
通いは受ける教習の回数や時期によって金額が変わってくることが多いですが、平均すると28万円~29万円程度で、高い時は35万程度になるということもあります。
一方、合宿の場合は基本的に通いよりも安く設定されており、安い時期には10万円代のプランもあります。
さらに、合宿の場合は上記の金額の中に交通費のほか、合宿期間中のホテル代、食事代が含まれていることがほとんどです。
少し手厚いところでは、おやつ代が支給されたり、お土産がもらえたり、現地の観光ツアーやアクティビティの利用が無料で付帯しているような場合もあります。
私は大学生の時に免許合宿を利用して免許を取得しましたが、MTでだいだい21万円でした。
周りの通いの人と比べて、私が一番安かったのを覚えています。
私の場合、合宿料金自体は21万円でしたが、その中には下記が含まれていました。
- 新幹線代(往復分で2万円支給)
- 駅前の綺麗なホテル16泊分の宿泊代
- 毎日3食の食事(そのうち夕食はホテルビュッフェ)
- 毎日のおやつ代(100円分のチケット)
- イベント参加費(地元の名産が食べられるイベントみたいなやつ)
- お土産(地元の名産品)
こう考えると、本当に破格の設定ですよね。
“合宿”というと、老舗の民宿みたいなところに泊まるのかなーと思っていましたが、普通に綺麗なビジネスホテルでした。
毎日のホテル代や食事代を考えると、教習所に入るお金ってほとんどないんじゃない?という感じです。
私が利用したホテルは、普通に予約した場合、平日1泊9,000円(素泊まりプラン)だったので、16泊だとそれだけで14万4千円です。
それに新幹線代2万円と食事3食×17日分、さらにおやつにお土産・・・、ちょっと申し訳なくなってきますね。
もちろん、ホテルとは提携していると思いますので一般的な料金とは異なると思いますが、利用者にとってはサービスが同じなら関係ないので、とてもお得なことは間違いありません。
以上のことから、単純な総額、そして実質教習代のどちらも合宿免許の方が安いといえます。
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合宿と通いどっちが早く免許を取得できるの?
次に、どっちが早く免許をとれるのか?について解説をしていきます。
どうせなら短時間で効率的に免許を取得したいと思う人も多いかと思いますので、免許を取得できるまでの期間を比較していきましょう。
まずは最短日数で比較していきます。
合宿 | 通い | |
---|---|---|
最短日数(AT) | 14日 | 13日 |
最短日数(MT) | 16日 | 15日 |
※合宿は教習所の設定による
上記を見てみると、通いの方が短いの?
そう思うかもしれません。
しかしながら、実際は毎日かかさず教習所に通い、全く延長もなしというのは現実的ではありませんし、休校日もあります。
ここからは実質の”期間”を比較していきましょう。
合宿 | 通い | |
---|---|---|
平均期間(AT) | 14日間程度 | 2~3カ月 |
平均期間(MT) | 16日間程度 | 2~3カ月 |
こうしてみると、合宿の方が短いことがわかるかと思います。
合宿の場合、決まった期間の中で集中して学ぶことで、短期で取得することを可能としています。
逆に、通いは自分のペースで定期的に教習を受けることになるので、免許取得に必要な期間はどうしても長くなってしまいます。
特に社会人の方は、仕事が休みの日だけ教習を受けるということになりますので、4カ月近くかかってしまうこともあります。
そういった意味で、どちらが早く免許を取得できるか、という観点では合宿免許に軍配が上がります。
ただし、合宿免許は期間こそ短いものの、約2週間丸ごと拘束されますので、スケジュールを調整する必要あります。
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合宿と通いそれぞれのメリット・デメリット
ここまでは金額と期間という観点から比較をしてきました。
しかしながら、もっとその他のことも考慮しながら検討していきたいですよね。
ここからはこれまで解説してきた金額と期間以外の観点も含め、それぞれのメリット・デメリットをまとめていきます。
合宿免許のメリット・デメリット
まずは合宿のメリットとデメリットを紹介していきます。
- 通いよりも安い金額で免許が取得できる
- 短期間で免許が取得できる
- 観光ができる
- その土地の郷土料理を無料で食べることができる
- 思い出作りができる
- 出会いがある(友達や恋人ができやすい)
- 飽きっぽい人でも最後までやりきれる
- 通学に要する時間と労力が不要
- 日程があらかじめ決まっており、スケジュールが立てやすい
通いよりも安い金額で免許が取得できる
これは前述の通りです。
総額だけを比較しても「通い」よりも安いですが、交通費、宿泊代、食事代やその他のオプションも加味すると、実質免許取得にかかる金額は相当安いと考えられます。
短期間で免許が取得できる
これも前述の通りです。
合宿は短期集中のため、「通い」よりもはるかに短い期間で免許を取得することができます。
観光ができる
免許合宿では、交通費やホテル代などの滞在費が料金に含まれていることがほとんどなので、“追加料金なし”で行きたい土地に滞在することができます。
また、プラン次第ですが、現地の観光ツアーやイベント、アクティビティが付いていたりと、その土地を楽しむことができます。
もちろん、教習を受けることが最大の目的ではあるので、限られた時間の中で行動することにはなりますが、工夫次第では色々なところを観光することができます。
旅行が好きな人にとっては、とても楽しめるでしょう。
その土地の郷土料理を無料で食べることができる
地方の合宿を選ぶと、多くの場合は郷土料理やその土地の名産が無料で振舞われたりします。
私の知人は山形県のある自動車学校の合宿免許に参加しましたが、米沢牛のフルコースが振舞われたり、作りたての玉こんにゃくがおやつで出てきたり、お土産でさくらんぼを一箱もらったりと、至れり尽くせりだったようです。
免許を取りながらおいしいものを食べられるって最高ですよね。
しかも無料で。
まあ、正確には合宿費から捻出されていることになりますが、そもそもの「通い」の費用よりも総額が安いので、無料といっても差し支えないでしょう。
思い出作りができる
前述の通り、観光や郷土料理を楽しむことができるので、地元から離れた場所の自動車学校を選べば、旅行感覚で思い出をつくることができます。
友人や恋人と一緒に参加すれば、初めての土地で非日常を味わい、素晴らしい思い出作りをすることができるでしょう。
私の場合、学生時代に楽しかった思い出ベスト5の中に免許合宿がランクインしています。
社会人となった今でも良い思い出として残っているので、思い出作りには抜群です。
それぞれの方の楽しみ方、参加するタイミング次第ではありますが、本当に一生の思い出にすることができるので、個人的にはそれが免許合宿最大のメリットだと思っています。
出会いがある(友人や恋人を作りやすい)
これをメリットと捉えるかどうかは人それぞれですが、人脈は確実に広がるので、私にとってはメリットだと思います。
同じ空間で同じ目標を持って毎日顔を合わせていると、自然と親近感が沸いて仲良くなりやすいです。
特に地方の免許合宿では遠方からきている人がほとんどなので、妙な一体感が生まれます。
私も多くの友人ができましたし、中にはカップルになった人もいたようです。
ただ、合宿は時期にもよりますが基本的に学生が多く、10代~20代が中心となっていますので、その点は留意しておく必要があるでしょう。
飽きっぽい人でも最後までやりきれる
通いで免許を取る場合、取得までには数カ月の期間を要します。
すると、途中で色々なことが起きます。
仕事やバイト、部活が忙しくなってしまった!教習所が繁忙期に突入して次の教習の予約が全然とれなくなった!気温が暑くなってきて毎回通うのがつらくなってきた!
など、様々な理由で環境の変化、そして心境の変化が起こることがあります。
その結果、途中で通うのをやめてしまったという話はよく聞きます。
しかしながら、免許合宿の場合は約2週間という短期間ですので、前述のような環境の変化は起こりづらいです。
さらに、その期間中はその土地に拘束されますので、そもそも途中でやめるのは簡単ではないです。
一見すると拘束されるというのはデメリットのように感じますが、必ずやり遂げたい、そのことだけに集中したい、という場合にはメリットとなりますし、特に飽きっぽい人にとっては、やりきるための環境が整っているといってよいでしょう。
通学に要する時間と労力が不要
「通い」では毎回通学する時間と労力が必要になります。
自宅からそれなりに近いところであっても、数カ月の間通い続けると、結構な時間と労力になります。
普段の通勤や通学とは別ですからね。
免許合宿の場合、一度現地へ行ってしまえば、後は教習所の近くのホテルに宿泊して教習所へ移動するだけなので、それほど時間はかかりません。(一部ではホテルから教習所まで遠いところもありますが)
そして、基本的にホテルから教習所まで送迎があるはずなので、自力で移動する必要はありません。
このように、合宿の場合は「通い」と比べて通学の時間と労力の負担が軽く済みます。
日程があらかじめ決まっており、スケジュールが立てやすい
免許合宿は「通い」とは異なり、入校から卒業までスケジュールが決まっており、基本的にはその日程通りに進みます。
個人の習熟具合によっては延長の可能性も0ではありませんが、ほとんどありません。
私と同じタイミングで合宿に参加した人は30人くらいいましたが、延長した人は誰もいませんでした。
免許合宿の場合、仮に延長した場合でも追加で1日とかなので、スケジュールが大幅に変わってしまうようなことはありません。
このように、免許合宿は「通い」よりも免許取得までのスケジュールが立てやすいです。
就職までに絶対に免許を取らなくてはいけない!あるいは夏休みや冬休みなどの長期休暇の間に取りたい!といった、明確にゴールの時期が決まっている場合は免許合宿だと安心です。
ここまで紹介してきた点が、免許合宿のメリットだと考えています。
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次に、合宿のデメリットを紹介していきます。
- まとまった時間が必要
- 急なスケジュール変更ができない
まとまった時間が必要
合宿は短期収集で免許を取る方法なので、非常に短い期間で免許が取れることがメリットとなっています。
しかしながらその反面、その期間中は免許取得のためにほとんどの時間を費やすことになります。
まあ1日中教習を受けるわけではないので空いている時間は自由ですが、少なくともその土地には拘束されます。
そのため約2週間という、まとまった時間が必要になります。
特に社会人の方で2週間連続で休みを取ることは簡単ではないと思いますので、免許合宿に参加するのはなかなか厳しいと思います。
このように、まとまった時間を確保しないと参加できないというところが免許合宿のデメリットです。
急なスケジュール変更ができない
免許合宿はあらかじめ入校から卒業の日までの日程が決められています。
そのため、「通い」であれば急な予定が入ればそれに合わせて次の教習の予約を変更することができますが、免許合宿の場合はそうはいきません。
予定が急に入ってしまうような立場の方は、免許合宿に参加することはリスクが高いです。
これがもう一つの免許合宿のデメリットだと言えます。
通い免許のメリット・デメリット
続いて、通いで免許を取る事のメリット・デメリットを紹介していきます。
- 普段の生活を崩さずに免許を取得できる
- スケジュールの自由度が高い
- 地元の道路状況を教習中に把握できる
- じっくり勉強できる
普段の生活を崩さずに免許を取得できる
通い免許は、基本的に自宅の近くの自動車学校を選ぶことになります。
そのため、地元で普段の生活をしながら免許を取得することが可能です。
生活のリズムを大きく変える必要がないため、環境の変化が苦手な方でも安心して取り組むことができます。
スケジュールの自由度が高い
基本的に通いの場合は、その日の教習が終わると次の予約を取るというシステムなので、都度スケジュール調整が可能です。
忙しい方や、急に予定が入ることが多い方にはとっては大きなメリットとなります。
当然、キャンセルや変更もできるので、自分の予定を優先させることができます。
地元の道路状況を教習中に把握できる
技能教習ではその教習所周辺の道路で教習を行うため、住んでいる地域の教習所に通っていれば地元の道路状況を技能教習の間に把握することができます。
そのため、実際に運転をする際の安心感に繋がります。
じっくり勉強できる
通いの場合、前述の通り数カ月間かけて学んでいくので、ゆっくりしたペースで学びたい人に向いています。
免許合宿のように短期集中で詰め込み型の学び方が苦手な方も、しっかり自分のペースで学ぶことができます。
自分のペースでやっていきたい人にとっては、この通いのペースがメリットになります。
長期になると教習毎の間が空いてしまい、学習効率が悪くなってしまうことがあるので、その点には留意しておきましょう。
続いて、デメリットを紹介していきます。
- 金額が合宿よりも高い
- 期間が合宿よりも長い
- 毎回通学するのが面倒
- ゴールのスケジュールが読めない
金額が合宿よりも高い
本記事の金額比較で解説の通り、合宿より高くなります。
また、交通費などの補助は基本的にはありませんので、合宿にあったような特典・補助は受けられません。
期間が合宿よりも長い
前述の比較の通り、合宿よりも大幅に長い期間になりますので、短期間で効率的に免許を取得したいという方には向いていません。
毎回通学するのが面倒
通いの場合、毎回自宅や学校、会社やアルバイト先から通う必要があります。
教習所が自宅の目の前であれば良いのですが、自転車で30分とか、バスや電車に乗る距離の場合は結構な労力がかかります。
雨が降ったり、暑かったり寒かったり、その時の環境次第では通学が大きな負担になります。
また、長期間通い続けなけばいけないというのは、人によってはプレッシャーになりますので、この点はデメリットになります。
ゴールのスケジュールが読めない
通いの場合、合宿のように終わりが決まっているわけではないので、予定通りいかないことが多いです。
教習の回数も合宿と異なり延長となることが普通にありますし、通う教習所や時期によっては次の教習の予約が1ヶ月先まで取れないということもあります。
そうなると、免許取得の日程を読むことが難しく、スケジュールを立てるのは難しくなります。
そういった点で、免許取得の期限があるような方にとっては大きなデメリットになります。
免許を取得するならどちらがおすすめか
ここまで、合宿と通いのメリット・デメリットを比較してきました。
ではどちらがおすすめか?そしてどういう人におすすめなのか?を解説していきます。
まず、どちらがおすすめかということですが、総じてメリットが多い免許合宿がおすすめです。
先ほどのメリットで紹介していますが、金額の安さに加えて、かける時間・労力も少なく、多くの付加価値も得られるため、非常にコスパが高いです。
コスパ重視の方は、間違いなく免許合宿が良いでしょう。
仮にコスパ重視でなくても、金額が安く、様々な特典と経験を得られる免許合宿は全ての人におすすめなので、合宿に参加できる時間が確保できる方は、迷わずに免許合宿を選びましょう。
■合宿プランを用意している教習所は全国にありますので、一度探してみましょう。
選ぶ時は実際に行ってみたい土地、興味のある土地から選ぶのがおすすめです。
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一方で、連休が取りづらく、急な仕事の用事が入りがちな社会人は「通い」にしておくのが無難です。
というより、物理的に困難なので、それしかありません。
もし、社会人であっても長期で休みが取れる方は、免許合宿にチャレンジしても良いと思います。
たまに免許合宿で免許を取得した人は事故率が高いと言う人がいますが、そのような具体的なデータはありません。基本的に運転者本人の適性によるので、合宿であろうと通いであろうと、事故を起こす人は事故を起こします。
少なくとも、教習の内容が不足している、あるいは内容が簡単ということはないので、安心してください。
合宿と通いの比較まとめ
ここまで合宿と通いのそれぞれのメリット・デメリット、そしてどちらがおすすめかを解説してきました。
基本的におすすめなのは免許合宿ですが、それぞれの事情や立場は異なりますので、通いの方が合っているという人ももちろんいるでしょう。
どちらで免許を取ったとしても、あくまでスタートラインに立つということに過ぎませんので、そこからいかに安全運転を意識しながら運転スキル磨いていくかが大切だと思っています。
是非この記事を読まれている方が無事に免許を取得できることを祈っております。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
ではまた~
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